この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
三人の未成年の子供がおり、両親とも同居している。昨年から夫と不仲になっていたが、突然夫が家を出て行き、離婚を要求された。離婚には応じるつもりだが、夫は依頼者が子どもを虐待していたとして、子どもの親権獲得を強く主張している。子どもの親権を渡す気はないが、どうしたらいいか。
解決への流れ
離婚調停において、夫の主張が事実無根であることを示し、依頼者が子ども3人の親権を取得することを前提に、養育費や面会交流の定めを含む調停を成立させた。
離婚事件では、明確な証拠がない中で当事者同士の言った・言わないの争いになる場面も多いのですが、依頼者の手元に残されていたメモや、客観的事実の経過から、夫の主張に矛盾や不自然な点があることを裁判所に丁寧に説明して理解を得ました。