この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご依頼者様は卸売業を営む株式会社です。近時退職した社員から残業代請求及びうつ病にり患したことについての損害賠償請求をされているとのことでした。ご依頼者側としても、会社の費用で購入したPCを退職した社員が持って行っているが清算ができていない、退職した社員が負担すべき社会保険料の支払いがなされていない、といった種々の問題がありました。
解決への流れ
受任後,相手方代理人弁護士と交渉を行い,結果,資料において認められる残業時間に対応する残業代を支払うこと,社会保険料の支払いはしてもらうこと,といった内容の合意書を取り交わしました。
この件は,裁判所の手続に至った場合,種々の争点があるために,その審理には相応の時間がかかることが見込まれました。そのため,速やかに解決することに主眼を置き,かつ不相当に高額の金額を支払うことがないように交渉を重ね,最終的に数十万円の解決金で解決に至ることができました。依頼者に見通しを説明し理解いただいた結果,短期間で多額とは言えない金額の支払いで解決に至り,良い解決ができたと考えています。