この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
車対車の事故です。被害者は信号待ちで停車していたところ、後ろからきた相手方車両に追突されました。被害者はこの事故により、頭部挫傷、頸椎捻挫等の怪我を負いました。治療をはじめましたが、肩の痛み、手足のシビレ等に悩まされるようになりました。3ヶ月治療を続けた段階で、相手方保険会社から「怪我の状態について医師に直接話をききたい」といわれたことから、この先きちんと治療を受けることができるのか心配になり、当事務所にご相談にみえました。
解決への流れ
当事務所は、保険会社と被害者の間に入り、症状固定まで治療費の内払いを継続してもらえるよう交渉しました。そして、治療開始から半年たった時点で、後遺症が残ったため、自賠責保険に後遺障害認定申請を行いました。結果、頸椎捻挫で14級9号の認定を受けました。認定された等級を元に、相手方保険会社と粘り強く交渉を重ね、解決に至りました。
被害者と相手方保険会社との間には言ってやり取りしている際によく感じるのは、話の食い違いが多いということです。たとえば、医師が症状固定をいつと判断したかひとつをとっても、被害者は「年内いっぱいだ」とのお話を伺っていたのに対し、相手方保険会社からは「11月末」と主張を受ける等です。両者とも同じ医師から話をきいているにも関わらず、このような食い違いが生じてしまうことは多々あります。そのような状況に陥ってしまった際、各所の状況を整理し、スムーズに解決に進むように調整することも交通事故事案に携わる弁護士の大切な仕事のうちの一つです。被害者の方にとって、相手方保険会社とのやり取りをしながらお怪我の治療を続けていくことは、精神的にも身体的にも大変な負荷がかかります。当事務所では、被害者の方が少しでも安心して治療に専念することができるよう、治療中から丁寧にサポートしています。安心してご相談ください。