犯罪・刑事事件の解決事例
#人身事故 . #後遺障害等級認定

バイク事故 | 異議申立て | 後遺障害12級 ⇒ 11級認定

Lawyer Image
照屋 俊幸 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人テルト法律事務所
所在地沖縄県 那覇市

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

相談者がバイクで直進していたところ、前方車両が突如左折したため、そのまま左折車両にバイクごと巻き込まれてしまい、骨折されていました。ご相談にみえる前に、既に治療は終了しており、後遺障害等級は12級が認定されていました。

解決への流れ

ご本人から症状の聞き取りを行ったところ、認定部位以外にも、後遺障害に該当している箇所があると判断し、後遺障害診断書の訂正を病院にお願いしました。その後、異議申立を行った結果、新たに鎖骨の「変形障害」としての後遺障害が認められ、上位等級にあたる併合11級が認定されました。

Lawyer Image
照屋 俊幸 弁護士からのコメント

事故によるケガで残った症状が後遺障害に該当するか否かは、診断書等と検査結果を基に判断されます。後遺障害の等級は一等級違うだけで、自賠責の保険金及び相手損保会社の賠償金等が、数百万円単位で一気に変わってきます。そのため後遺障害等級が認定された後も、その等級が適正かどうかは、慎重に読み解く必要があります。異議申立の理由として、「まだ痛みが残っているから」「歩くとき音がするようになったから」等を挙げただけで異議が通るものではありません。自賠責における後遺障害の判断ポイント(基準)を把握する必要があります。これまでの治療状況をレビューしてどこに焦点を当てていくのかが肝要です。こここそ、経験値(実績)が物を言います。当事務所は、画像の分析に重きをおいて異議の理由を組み立てています。後遺障害の等級認定が下りた後、認定の結果が妥当かどうかの吟味をせずに、すぐに示談交渉に移るのは、避けるべきでしょう。