この事例の依頼主
男性
相談前の状況
Aさんは、一人暮らしをしている時に、友人から勧められ覚せい剤を使用し、逮捕となった。
解決への流れ
当職はAさんの母親の協力の下、Aさんの監督、友人との関係切断、実家付近での再就職など、Aさんの周辺環境の改善を指示した。起訴後保釈請求を行い、裁判所に対し現状の更生環境を伝え、さらに更生環境を構築する必要があることを裁判所に伝えました。裁判所は保釈を認容し、Aさんは起訴後すぐに釈放となった。Aさんの公判請求直後に保釈が認められ、Aさんは実家に戻り、保釈期間中の就職活動状況を裁判で疏明することができた。Aさんは、執行猶予となった。
家族の積極的な協力があったことが、Aさんの今後に大変良い影響を与えたと思います。覚せい剤や大麻の薬物事犯は、初犯で単純な所持・使用であれば執行猶予が付くだろうと考えている方も多いと思いますが、再犯率が非常に高く、執行猶予中に再び捕まってしまう方も多いです。本人の意思が大切なのはもちろんですが、今回のAさんの事件のように、弁護士が家族と一緒に事件終了後の環境を作って行くことは非常に大切だと思っています。